筑波大学医学医療系スポーツ医学/臨床検査医学
ドーピングに使われる物質はホルモンが多く、内分泌学の重要な1分野と考えております。
新たな物質や方法が常に出現する分野ですので、新しいテクノロジーの開発を目標としています。
わが国唯一のWADA公認ドーピング検査機関三菱化学メディエンスhttp://www.medience.co.jp/doping/
と連帯して研究しております。
私は臨床遺伝専門医です。SDHB遺伝子解析の実施体制の整備を進めてきて、本邦でも悪性との関連を明らかにしてきました。したがって、SDHBを用いた臨床的対応法(早期介入法)の確立を第一の目標とし、早期診断・予後改善に結び付ける事を目標としています。同時に、欧米に比して極めて遅れている褐色細胞腫全体の遺伝的なバックグランドを検索しています。(TMEM127, MAX)
カテスタチンの多型を指標としたメタボリック症候群の分子診断法をスポーツ医学前田研究室と共同研究しています。
(カテスタチンの多型を指標としたメタボリック症候群の分子診断法と新規治療法開発 基盤C 研究課題番号:26350881)
「生活習慣病の予防・治療」に必須である運動生理学についても、体育学系の大森肇教授との共同研究を進めてきて、ストレスマーカーの唾液中クロモグラニンについて研究してます。
悪性化の機序と分子標的薬の作用を検討しています(業績参照)。